アチェート - 宮津市

This Italian restaurant is run by Iio Brewery, famous for their Fuji vinegar. Chef Shige is a master of Sicilian cuisine, having spent a long time in Sicily. He uses Fuji vinegar in his dishes, creating overflowing dishes that condense the blessings of the sea and mountains in Tango. This is a restaurant that I love to visit regularly.

2019/04/28夜訪問 宮津へ旅行で行き訪問。 コースのみになります。予約時に7500円と迷いながらも10,000円のコースをお願いしました。すると連休中なので良い魚が手に入らない場合は7,500円のコースにさせてくださいとのこと。このやり取りで料理への期待が高まります。 当日は予定通り10,000円のコースで大丈夫でした。 アミューズ、富士酢の玄米。 和風素材のみなのにまったりこくがある一口でした。 １皿目、ヒラメのカルパッチョ。 爽やかな酸味と仄かな苦味。春だなーど思える一皿でした。 あわび白バイ貝。 フルーツトマトのパスタ。 ソースはフルーツトマトの裏濾ししたもの。なんとパスタをそのその残りのジュースで茹でたそう。フルーツトマトとパスタと塩、そして散らしたバジルのみの一皿。美味しい。 真さば ！！！ 甲いか 真鯛 丹後イノシシ（フェットチーネ？） 和牛 パンナコッタ ピスタチオ 小菓子とコーヒー 初め一皿ごとに印象を書いていました。でもこのお店はそこではないと気付きました。 シンプルだけど美味しい。全てのお皿が、地元の食材を中心とした絞り込んだ素材で作られています。素材は引き算。その代わり工夫と手間暇を相当掛けた料理でした。 因みに翌日近くの鯛工房さん（こちらも良心的で美味しい）でお聞きしたところ実際に毎日朝早くから仕込みをされているとのこと。さもありなんという料理の連続でした。 全てのお皿でホームランという訳ではありません。でもそういう風に突き詰めるとこうなるのねという料理でした。勿論、ホームラン級、長距離ヒット級の料理は幾つもありました。 隣の席の方が、オリーブオイルとチーズを使っていないのにそれ以上に美味しいと評していました。その通りだと思います。 シェフにお聞きすると、一年ほど前からイタリアや東京のお店でしていたスタイルを止めたそうです。オリーブオイルとチーズに頼らず宮津の食材でイタリア人ならばどう調理するかと考えて調理しているそうです。 お店の方針でお酢と食材に制約が有るようですが、シェフの発想と丁寧な仕込みで制約を乗り越え独自の料理を作り出しつつあるようです。 和の食材だけどイタリアン。他では食べられない、宮津ならでは、シェフならではの美味しい料理が頂けます。 近くに行かれた際には是非。近くに行く用が無くても是非。オススメです！！

明治26年にこの宮津で創業した飯尾醸造が開いた普段はコース料理のみのイタリアンレストラン。 今回は貸切のイタリアンでテマパのパーティに参加。 東京て修行されたシェフを招いて、素敵なお料理を出されています。肉は鹿や猪のジビエが中心、魚介類は京都市内の飲食店も買いに来るほどの魚種が豊富な宮津漁港で捕れた新鮮なものが毎日入っています。

こちらは、オーナーの志と将来性においても多くの人に長く付き合ってほしい店です。日本一のお酢「富士酢」の飯尾醸造5代目が、宮津を日本のサンセバスチャンのような町にしたいというビジョンを持って、自らその先陣を切ろうと取り組んでいる店です。築120年の古民家を買取り、彼の美意識によって隅々まで美しく再生された建築とオリジナルに作られた家具やヤフオクで買い集めたアンティーク照明など、都会にありがちな売れっ子プランナーや企画会社の作った話題の店のような既視感を全く感じない素晴らしい空間となっています。そこに五つ星。 そして料理は、宮津という土地がダイレクトに生きるシチリア料理、毎朝市場に上がった魚でその日の料理が決まっていくという、いつ行っても新しい一皿に会える店、その多くの皿に富士酢の様々なお酢が生かされているので、これもどこにもない一皿になっています。その料理に五つ星。 サービスは人任せにせず5代目自らが慣れない接客をしてくれる。そうやって店と顧客を大切に育てていくその姿勢に五つ星。 さらに、中庭の蔵の中には、美しい寿司屋の設えが出来上がっており、飛び抜けた寿司職人を迎えるべく5代目の熱烈なラブコールに答えてくれるまで空けて待つという気概に五つ星。 最後に、店も食事もサービスも愛情を注がれて必ずやさらなる高みに登っていくその将来性に五つ星。 ぜひ、今から多くの人に、宮津が日本のサンセバスチャンどころか世界の宮津になる始めの店に通い始めてもらいたいとそう思います。